さてさてさて
今日は、長いぞ。お付き合い下さいませ。
春のおどりでは、一部が日舞、そして二部が洋部というパターンがベーシックなのですが、日舞の場面ではいわゆる、薙刀、纏、六尺棒など、数々の長ものを持ってきたあたくしなのです。
顔も長いし(てへっ)背も長いから(長いではなく高いね)舞台ではバランスは良いと思うのですが、いかんせんお稽古場では、天井の関係で本番どうりできない。少しでも
天井の事を忘れると、ガンッッ!ゴツンッッッッッッ!!バキッ!!!電気に当たることもしばしば。これはビビります。周りにも怪我をさせてしまう。
あまりに振り付けに夢中になり、薙刀の先の刀の部分を折ってしまったこともありました。道具さん、、、申し訳ありません。
ある舞台稽古では、纏を勢いよく振り回し火事を知らせて、一節唄って、花道七三で、かっこよくポーズ!!決まりっ。となるはずだったのに、、、、
決まりかけたその時、手から棒の部分がすべり落ち、ゴンッ!コロコロ、、、
それはキレイに先端の玉だけ、ぽろっと取れましてな。可愛いかったなぁ。
いやー、その後ムダに愛想ふりながらその玉を抱えて花道引っ込みましたよ。客席から爆笑いただきました。お客様が入ってない客席は、声が響くのです。
友五郎先生の人を幸せにするあの笑い声が響き渡りました。何故かそれで私まで幸せになっちまい、癒されちまい。。。
いやっ。違う!!道具さん、本当にすみませんでした。平謝りでした。でもね、纏は男の人が持つものなのよ。重いのよ。実はとーっても重かったんだよ。言い訳終わり。
いつぞやの公演では珍しく日舞で全く長もの持たず、おおお〜長ものストレスなしだ!と思ってましたら、なんと、洋舞で大地の神様的なお役で、仙人が持つような杖もつことになり、そうなると、もう長いものを持たないと落ち着かないです。
他愛もない文章に皆さまお付き合いいただき、ありがとうございます。
今日の写真は初日開演前の客席にて。毎回恒例の朝会です。初日と千秋楽に必ず。この時間も私たちには大切。とっても有り難い時間です。薄めなお顔はご容赦下さいませ
今日は、8日目だった日。それがこうして自宅待機。今でも不思議な感覚です。いよいよ明日は千秋楽ね。皆さま、またいつか必ず劇場でお会いしましょう!!