琴海 沙羅 ことみ さら
誕生日
8月13日
血液型
A型
星座
獅子座
出身地
岐阜県美濃市
初舞台
2017年 PRECIOUS STONES
好きな言葉
No rain, No rainbow

*大阪ラプソディ、リン・シャンラン*

2幕の幕開き【第7場上海(回想)】の場面では、李香蘭さんをモデルとした上海のスター【リン・シャンラン】を演じました。

 

 北林先生から「ただの歌手、ただのダンサーにならないでね。リンとして歌って、リンとして踊ってね。」とお言葉をいただき、そのお役として歌と踊りに向き合っておりました。

 

「リンはとても賢い女性。戦争という激動の時代を生き抜く賢さ、強かさももっていると思う」という北林先生のお言葉をヒントに、モデルとなった李香蘭さんのことを調べていくにつれ、想像を遥かに超える人生で、リンが見ていたもの、歩んできた人生を歌や踊りで表現するにはどうしたら良いのか、たくさん考えました。
中国で日本人の両親の間に生まれ、中国名でスターとなったリン。
そのリンから、中国と日本の2つの国はどんな風に見えていたのかなと。
激動の時代に巻き込まれて起きてしまったことや、リン自身の想いで動いたこと、そんな複雑なものが絡み合った人生だったのではないかなと思いました。

 

日本からきた良太郎先生との時間、良太郎先生の曲を歌うことはリンにとって「まだ見ぬ自分のルーツ、日本を感じられる安らぎのひと時」だったのかもしれないなと思いながら歌い、踊らせていただきました。

 

【夜来香】では楊さんと一緒に踊らせていただきました。
楊さんが良太郎先生を演じることで纏われる空気を間近で感じ、そこにさらに良太郎先生が上海で見たもの、感じたもの、過ごした時間をお客様にも感じていただけたらいいなと思いながら躍らせていただきました。

 

大阪ラプソディ、わたしにとってはご卒業を発表された楊さんとご一緒させていただける最後の公演でした。
お稽古場では楊さんの芸事、舞台、お客様へかける想いをひしひしと感じ、溢れる情熱をかけて踊りを見ていただき、お忙しい中で時間を作ってたくさんお話ししてくださいました。
本当に有り難く、教えていただいたこと、お話ししてくださったことを胸に刻んで精進しなければと自分に言い聞かせておりました。
千秋楽の最後のパレード、舞台上で楊さんをお迎えするのはこれが最後なのか、桜咲く国をご一緒できるのも、これが最後なのかと感じ、込み上げてくるものを必死に抑えておりました。

 

ご卒業までの限られた時間、楊さんからも舞美さんも、そのお姿からたくさんのことを学び、取りこぼすことなく吸収できるよう努めてまいります。
そして、劇団でご一緒できる時間を大切に大切に過ごさせていただきます。

 

*琴海 沙羅* {CAPTION}
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