*紫式部【The Tale of GENJI~源氏物語~】*
現在出演しております【The Tale of GENJI~源氏物語~】公演では、源氏物語の作者【紫式部】と物語に登場する光源氏の恋人【六条御息所】の二役を演じております。
紫式部は平安時代中期の歌人で、源氏物語は紫式部が描いた唯一の物語作品になります。
物語は54帖で作られ、作品の中に登場する和歌はなんと、795首!
お役を演じる上で源氏物語や紫式部のことを調べていくうちに、想像力豊かな、聡明な女性だったんだろうなあ…と思いを馳せておりました。
宮中に仕えている中で、自分の中に入ってくるものや、自分の中から湧き上がってくる感情や思考はどんなものだったんだろう、どんな人と出会い、どんな景色を見ていたんだろう…と妄想も巡らせております
公演で演じている紫式部さんは、お客様を源氏物語の世界に誘えるように、作品を味わっていただく入口になれたらと、そんな想いで演じております!
源氏物語の冒頭の和歌も詠ませていただいております♬
紫式部が自分のお部屋で一人、紙に向かって筆を取り、想いを巡らせながら物語を綴っているようなイメージで和歌を詠み、踊っております。
フィナーレは「わたしが描いた物語、お楽しみいただけましたか?」と光源氏さんと葵上さんの生みの親として。笑
温かい想いで2人とお客様を包み込むようなイメージで歌い踊らせていただいております。
お写真は…
そんな紫式部を演じている時に付けている頭飾りです。
紫式部の宮中での女房名は「藤式部」
そして、藤原道長の娘で一条天皇の中宮彰子に仕えていたりと、藤のお花にご縁のある方だなあと思い、紫の藤のお花をメインにして、飾りを考えました。
着させていただいている掛けとの色のバランスも考え、きょがさん(京我りく)や蘭ちゃん(蘭ちさと)にも相談しながら作りました。
とーってもお気に入りの飾りですので、皆さまにも近くでご覧いただけましたら嬉しいです♡
*琴海 沙羅*