知颯 かなで ちはや かなで
誕生日
3月28日
血液型
O型
星座
牡羊座
出身地
兵庫県神戸市
初舞台
「春のおどり」2018年
好きな言葉
日々成長

光源氏

The Tale of Genji は残すところあと9回となりました。
連日沢山の方に足をお運びいただき、とても嬉しいです。ありがとうございます。

 

今回のブログは、光源氏について綴ろうと思います。
この作品についてお話をするタイミングが上演中にあまりなく…
ご自由に想像をして楽しんでいただきたいというのもあり、あまり色々と言うのも違うかなぁとは思いましたが、残り僅かとなりましたので、このブログを踏まえてまた観ていただけたらと思います。

 

私自身、歴史物が昔から好きなので、雨月物語や更級日記等を、漫画などで色々と読んでいました。
とっても詳しいわけではありませんので…
私の想像ということで読んでいただければと思います…!
光源氏という人物は色々な描かれ方をされ、数々の女性と浮き名を流す色男でしたが、私が思う人物として、どんな人にも美しい、愛しいと思うところがあり、心から愛していたと思います。
最終的な結果は別として、遊んだからぽいっと捨てるようなことはしないと。

 

またあさきゆめみしを読んだ際、六条御息所に対して「そなたを哀れと思えど愛しいと思うことはない」という台詞があり、その言葉に感じるものがありました。
そこから、私なりの光源氏の人間性を考えて演じております。
すれ違いの中で過去になった、過去となる過程での、葵の上が大切な気持ちと六条への想い、葵の上を選ぶ選択に至る気持ちを表現することが出来たらと考えています。

 

沢山の人から好意の眼差しを受け、また奪ってきたその美しさ、優しさ、どこからともなく花の匂いが香る。

 

私なりの光源氏を皆様にお見せ出来るよう、最後まで努めたいと思います。